わたしは子どもの頃からお肉ほど美味しいものはないと思っていました。

大人になりフランス料理を学びフランスへ渡りました。行った先は迷わず山岳地帯。アルプス山脈にあるモンブランの近くの山の麓、SAVOIE地方のChambéryという地方都市やMontsapeyという本当に小さな限界集落です。

標高3000mをこえる様な山々が連なるフランスの山岳地帯にはたくましい野生の生き物達が暮らしていて、家畜もいる。
雪が積もり流通がストップする場所だからこそ人が生きるために古くから伝わるお肉の加工・保存の知恵が詰まっていました。

そこで学んだ技術や出逢った人達の生き様が私の根っこにあります。

今、食の荒廃が言われていますがその最たるものが食肉加工だと感じています。

こういう私がそういう世の中で
私と私の家族が日々”あたりまえ”に食べるものを鈴鹿山脈と養老山脈に抱かれる美しい三重県いなべ市でおつくりし販売しています。

私の手が創りだす”お肉”が人の身体になり、人生になっていく。
こんなにすごいお役目は他にありません。
ぜひ、ご賞味ください。