フチテイの物語
フチテイを営む私達(たかはるとあきこ)の物語をあきこの目線からお話しさせて下さい。
店舗移転&田舎移住が完了して
やっと落ち着いてお話しできます。
もちろん、まだまだ途上で先は見えないけど
少しお付き合い頂けましたら嬉しいです。
フチテイ物語スタートです!
2001年 たかはる、あきこにひとめぼれ(コメか!)
2002年 たかはる たっての希望で結婚
2003年 夫婦で渡仏。サヴォワ地方のアルプス山脈の中のホテルレストランで夫婦で働く。
(たかはるは5歳の頃からフレンチの料理人になると決めていて、18歳からその道へ、独身時代にも3年フランスで働いていました。あきこはOLを2年で挫折。その後パティシエになり、へこたれながら地元愛知県で続けていました)
山奥のホテルレストランでフランス語もままならず、
極限のストレス状態で、
厨房で熾烈な夫婦喧嘩を繰り広げ、
フランス人に”サバ?(大丈夫?)”と言われ
”サバじゃないわ!”とあきこ日本語で叫ぶ。
そんな中、自分達が作った料理とデザートをフランス人が食べてくれている姿が、本当に嬉しい。
フランスの名だたる名店を巡り、素晴らしいフランス料理と成熟したポスピタリティに触れる。
2005年 帰国&開店準備
2006年 愛知県名古屋市にFUCHITEI a vous(フチテイ ア ヴ)という名前の
フランス料理店を開業。
シェフ(たかはる)35歳、マダム(あきこ)31歳の時です。
たまたま運よく、素晴らしい食べ物の生産者さん達に出会い
心のある若いスタッフさん達に囲まれ
気持ちの良い沢山のお客さん達に出逢い
FUCHITEIはあれよあれよという間に”予約の取れない人気店”と呼ばれるようになりました。
2年目からは常に満席で、ご予約の電話は鳴りっぱなし。
夜の営業では自然派ワインとたっぷりの料理を愉しんで下さるお客様がごった返していました。
とても充実した忙しい毎日でした。
車をヴィッツからベンツに買い替えました(笑)
名古屋はとても良いところです。
人は穏やかで、水も美味しくて、海も山も近くて、濃尾平野の肥沃な大地では沢山の産物ができます。季節の様々な恵にワクワクして、調理して、食べて頂くことの繰り返しに満足していたはずですが、、、
欲張りなものです。
フランス料理の中でも特に奥深さを感じ、
作っていて楽しくて仕方がなくて、
全く疲れないもの=シャルキュトリー!
肉だけ触っていられたら どれだけ幸せなんだろう、老後そんな風に過ごせたら良いな!
とシェフは思う様になっていた様です。
2015年 長い不妊期間を経て、あきこ40歳で妊娠。
(長い不妊期間のお陰様で健康オタクになりました。
東城百合子さんの自然療法、辰巳芳子さんのいのちのスープ、ヨガ、
ポメオパシー、イトオテルミー、レイキ、EM菌、鍼治療、ルドルフ・シュタイナー、フラワーオブライフ、陰謀論、宇宙人、などなど夫婦共々大好きです)
あきこが妊娠中、実家に帰っている間に、
三重県いなべ市から誘致のお話を頂く。
たかはる、ほぼ即答で快諾する!
(当初は名古屋市のフランス料理店といなべ市のシャルキュトリーを2店舗運営する予定でした)
2016年 待望の1人娘誕生!たかはる45歳、あきこ41歳です。
2017年 娘が高熱でケイレンを起こし入院。
たかはるは朝から深夜まで毎日フチテイから離れられない為、一度もお見舞いにも来られない。
あきこ 激怒、、、またか!(笑)
2店舗運営して、もっと忙しく過ごすのはやめよう。
いなべのお話は行政が絡んでいて、今更断れないのなら、
名古屋のフチテイを閉めよう、と提案する。
たかはる、ほぼ即答で快諾する!(アレッ?2回目)
年齢と共に、この充実した忙しい毎日を続けられるのか、仕事のクオリティーは落ちないのか
と感じていたのかもしれません。
2019年2月 FUCHITEI a vousは13年間のつめあとを名古屋市天白区に残し、常連様の涙涙の中、惜しまれつつ閉店😁
2019年3月 名古屋市天白区の閑静な住宅街?から三重県いなべ市の自然豊かな所へお店も家も引越し。
2019年5月 三重県いなべ市の新市庁舎隣 にぎわいの森 の中に
食肉加工屋FUCHITEIオープン!
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食肉加工屋FUCHITEI(フチテイ)は三重県の最北端、
いなべ市という山々に囲まれた自然豊かなところにあります。
実店舗では、フランス料理の中でもシャルキュトリー(食肉加工品)を作ってお売りしています。
自家製のシャルキュトリーを使った上質なファーストフード店も併設しています。
オンラインショップでは、自家製の自慢のシャルキュトリーの品々をお売りしています。
なるべく地元の、なるべくオーガニックの食べ物達に囲まれて、
そのパワーを調理させて頂いています。
食肉加工の世界ではいろんな薬剤を使うことが多いけれど
実態を知ると、私も私の子供にも、世の中の皆さんにも、食べて欲しいとは思いません。
アミノ酸を含め全ての添加物を使用していません。
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2019年11月 いなべ市にあきこ念願の新居完成。
たかはる80歳まで住宅ローンを組まされる。
虫が苦手で田舎暮らしに不安を感じていたあきこでしたが、大自然の中に居る、
という感覚がこんなに心地良いものだったのか、
と、ここでの暮らしをとっても気に入る。
12月 みずしらずの武漢という街からみずしらずの風邪が流行り始める。
2020年4月5月 その風邪のため営業自粛を1ヶ月半する。
初めて家族でおうちでゆっくり過ごす。
2020年10月 オンラインショップ開店
思ったほど売れない(月200兆円は売れると思っていた、笑)。
車をベンツから軽トラに買い替える(涙)。
慣れ親しんだレストラン業から
製造販売業&ファーストフード店&オンラインショップへの転向で、
まだまだ、もがいております。
でもなんとでもなるだろう、とも思っていて家宝を寝て待っています。
現実は小説よりも奇なりというけれど、
本当にそうですね。
皆さんもひとりひとり全く違う物語の中にいますよね。
サービス業をずっとさせて頂いてきたので、
沢山の人の人生が交差する場に居合わせましたし、
沢山の物語をお伺いしました。
良いことも悪いことも沢山あるし、
一概に良い悪いではなくて、もっと奥深くて、複雑な生き物ですよね私達。
本当に全ての人が宇宙にたった一つの大切な存在で、
みんな素晴らしい。
そういう大切な存在の私とあなたが
自身を受け入れて、心地よい一瞬一瞬を過ごしていけたら良いな
と願っています。
一瞬一瞬を紡いで、それぞれの物語が穏やかに続いて行って欲しい
と願っています。
そういう思いから、
心地いいな~と感じながらソーセージとテリーヌを作ることが
とっても大切なんじゃないかと思う様になりました。
だって、伝播すると思うんです。
こんな風に好きな事を好き放題やっている私達ですが、
皆様 温かいお気持ちで末永くおそばにいて頂けましたら嬉しいです。
長々とお読み下さりありがとうございました。
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この投稿へのコメント
村上さん
大切な私のフチテイなんて、、、(感涙)
そしてこのブログへの初めてのコメントをありがとうござます。
嬉しいです。
続きの物語がどう続くのか、
たかはるはどんな料理をして
あきこは何を楽しむのか
フチテイがどんなお店になって行くのか
家族は穏やかで心地よく過ごせるのか。
またご報告させて下さい。
大切な私のフチテイの物語の中に知らなかった物語が追加されました。続きを楽しみにしています。